ブラックの人が借り入れをする為には厳しい審査を乗り越える必要があります。消費者金融側もきちんと利益を生んで営業をしなければいけないビジネスですから、利益となるはずの利息はおろか貸し付けた元金すら返ってこないような人にはもちろん、融資をしたくないと考えるでしょう。ブラックとなる原因もさまざまですが、そのような扱いとなってしまうのはそもそも消費者金融側にとって不利益となるような返済に関するトラブルを起こしてしまっているからです。返済の際にきちんと返済日までに返済せず、長期間にわたって延滞を繰り返してしまっている人や、自己破産の手続きによって返済から逃れた人など、消費者金融側にとってはマイナスとなることですから、過去にそういったトラブルを起こしている人は再発の可能性がありますから、再度おなじような事を起こされてしまってはまたその貸し付けた何十万という額を他の人の利息から少しずつ回収しなければいけない手間がかかります。そのような事が繰り返されてしまってはいつまでたっても利益が生まれず、経営が成り立たない可能性すらあります。いくらお金に困って辛い生活をしている人から申し込みがあったとしても、消費者金融側もシビアに判断する必要があります。
消費者金融から融資を受ける際にはその申込者が信頼できる人間なのか、きちんと今後も返済できるほど収入と意志があるのかといった観点で審査が行われます。毎月そこまで高い収入が必要というわけでもありません。ある程度の収入が安定して毎月入っていればそこまで問題はなく、今後も安定してその収入があるのであれば大丈夫です。もしまた短期間のうちに退職されてしまう可能性があったり、給料が下がる可能性のある、例えば完全出来高制のお仕事だったり自営業の方であったりするとなると条件は悪くなってしまいます。業者側からすれば少ない収入であっても、きちんと定期的に返済できるほどの収入があると見込めれば審査をクリアできることが多いです。
ブラックリスト入りしてしまった人はキャッシングを受けようとしても厳しい目で見られてしまいます。過去に何かしらの金融トラブルを起こしてしまった人であり、新規でキャッシングを受けることはなかなか簡単には行きません。何社へも申し込みをして、結果どこからもキャッシングできなかったという人も少なくありませんので、やはり消費者金融側もブラックの人に対してはそれなりに厳しい対応を実際にとっているようです。
しかしその審査基準は業者によって全く異なります。ブラックの人に貸し出すも貸し出さないもその消費者金融側の判断によるものであり、ブラックに厳しい業者もあれば、中にはブラックでもキャッシング可能な審査の甘い消費者金融もあります。
審査の甘い消費者金融は他の業者にお客さんを多く取られてしまっているので、ブラックの人でも対象として審査をし、融資をしてくれる審査の甘い小規模の業者です。申し込み自体が少ないのでなんとかその中から融資をする相手を見つける為に、審査のハードルを低くし、甘めの審査基準としているのです。
こういった業者は小規模であるが為にあまり目立った宣伝ができていません。しかしながら長年、利用者側からも信頼を得ながら運営を続けている優良店舗が多くありますから、今まで借り入れできなかったブラックの人も、こういった小規模の消費者金融は狙い目です。