キャッシングを繰り返し、ブラックになる原因は人によって様々です。
ブラックにも種類があり、一概に「ブラックになる」と言ってもその度合もいろいろあります。

１番多いのが「延滞ブラック」と呼ばれる金融事故です。借り入れた額に対して月々の返済が間に合わず、未払いのまま長期延滞をしてしまった人が情報登録されてしまった状態です。借り入れたお金はきちんと返済していくのが義務ではありますが、計画的なプランができていなかったり、ついつい返済にまわすはずのお金まで浪費してしまったり、急な出費や失業などによる手持ちのお金が不足してしまった状態も考えられます。この延滞ブラックになってしまうとキャッシングやローンを組むことは難しくなりますし、携帯電話の割賦販売やクレジットカード作成も断られてしまうことも可能性としてあります。

また、この状態が続いてしまったりして自己破産手続きをとる人もいます。これを破産ブラックと呼んでいます。これもブラックリストとして情報登録され、一定の年数は借り入れがほぼ難しくなります。借金はクリアにはなりますが、その後の生活で様々な制約がでてきますので、いざという時に困ってしまいます。

また、キャッシングで新たな業者への申し込みをだいたい３ヶ月の間に数社へ行ってしまった事もブラックリストとして残されてます。申込ブラックと呼ばれています。これは短期間で複数社へ申し込みをおこなうほどお金に困っているのかもという判断をされてしまう事であり、また、自社で貸し付けをしてもすぐに他社への返済へ回されてしまうのではないかという可能性も含めて業者側は判断します。どこの業者へいつ申し込みをしたのか、そしてどのような審査結果になったのか、融資はうけたのか、その額に至るまで事細かに情報が残されています。

これらの中でも消費者金融側は「延滞ブラック」の状態を１番厳しくみます。破産ブラックは自分の中で負債ときちんと向き合い、なんとか解決させる道を見出した姿勢が見れますし、申込ブラックは知らず知らずのうちにブラックとして登録されてしまっている人もいるでしょうし、重度としては低めです。
これらに比べ、延滞ブラックは負債に対して何もせずに放置している状態だったと見られますから、消費者金融側もキャッシング後に返済をされず、放置されてしまっては回収の見込みがとれないわけですから、このような人に対してはキャッシングしたくないという気持ちもわかります。


しかし、業者によってはそのような人に対してもあまり過去の情報を鵜呑みにせず、あくまで現在どのような姿勢でいるのか、過去の金融事故のときから改心しているのか、これから返済していける能力があるのかどうかを判断の上で、キャッシングをしてくれる業者もあります。諦めずに自分にあった業者を選定していきましょう。